アーティストがヘッドフォンをして壁にもたれてるようなCDのジャケットを見たことないですか?なんとなく想像つきますよね?
僕はそれに憧れて高校生の頃からヘッドフォンを使い続けています。定額制の音楽配信が身近な存在になってきた今、ヘッドフォンやイヤフォンは必須アイテムになりましたね。
ヘッドフォンと言ってもリスニング用と曲作りをするためのモニタリング用があるので、今回はビートメイキング歴10年以上の僕がミキシング作業がしやすいおすすめヘッドフォンをご紹介したいと思います!
目次
SONY MDR 900-ST 密閉型
モニターヘッドフォンでは超有名なSONY MDR 900ST 。通称赤ラベルと言われどこのスタジオにも備え付けられているほどのど定番です。
モニターヘッドフォンですので音はフラットな特性。やや高音域がシャリっと目立つ感じもあるけど慣れてくると中音域、高音域のバランスは非常に取りやすいです。ただ低音域の解像度がやや甘いのか低音系のミックスはモニタースピーカーで確認してました。
5年間ぐらい使用しましたがミキシングは一番自分にあった機種だと思います。
購入時赤ラベルと呼ばれていることを知らずに、シールを剥がしてしまったのは今でも後悔してます。泣。
SONY MDR-7506 密閉型
赤ラベルこと900STと比較すると高音域が抑えめで低音域の音が聞こえやすい。キックやベースのミックスを行う時はかなり重宝していたのを覚えています。
MDR-7506はヘッドフォンをコンパクトにたたむことができ持ち運びにも便利なナイスヘッドフォンです!
コードは昔の黒電話みたいにクルクルとスパイラルしているカールコードです。長すぎず邪魔になりにくいので、作業するときに便利です。
MDR-7506は赤ラベルの反対の青ラベルと呼ばれていてます。さすがに青ラベルは剥がさずキレイに貼ってあります。笑。
900-STも7506も故障した場合には部品を交換し長期間使用することができるので安心感はあります。
いいものが見つかると長く使いたいですよね。
Beyerdynamic DT 990 PRO 開放型
最後にご紹介はBeyerdynamic DT 990 PROです。すいませんSONYではないんです。
今までミックスは密閉型しか使ったことがなかったので、興味本位で購入しました。
購入のポイントは消耗部品が単体で購入できるところです。
気になる音の感じの第一印象のはかなりの”ドンシャリ”でした。
「うわっ」
と思いました。ただミックス作業を行ううちに、奥行きや定位、空気感が非常にわかりやすいヘッドフォンであることに気づきました。
長く使っているとエージングも済んでドンシャリ感はなくなった気がします。
僕は夜にビートを作ったり、ミックス作業をするので音の広がりがわかりやすいのはかなりのメリットだと思います。
まとめ
3種類のヘッドフォンをご紹介しましたが、それぞれに音の特性があるのでどれが一番いいのかと言われると非常に難しい気がします。
初めてモニター用ヘッドフォンを購入するのであればSONY MDR-900STをおすすめ!
ミックス作業に慣れ、より細かく曲の世界観を作っていきたくなったらBeyerdynamic DT 990 PROはかなり有効です。
ヘッドフォンはある程度使用してみないと自分にあうかどうかわからないので、めげずにヘッドフォン道を僕と一緒に突き進んでいきましょう。笑。